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2012/12/20


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【スイス】UBSが日本でのLIBOR不正操作認める 罰金15億ドル

source : 2012.12.19 Reuters.co.jp (クリックで引用記事開閉)
スイスの金融大手UBSは19日、LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)を含む複数の国際的な金利指標をめぐり、ブローカーに贈賄し、数十人の従業員による不正操作が「まん延」していたとする不正行為を認め、米・英・スイス当局に罰金15億ドルを支払うと発表した。

罰金額は、6月に同じくLIBOR不正操作で英バークレイズが支払った4億5000万ドルの3倍以上。銀行に科せられた罰金としては、マネーロンダリング(資金洗浄)問題で英HSBCが支払いに合意した19億2000万ドルに次ぐ史上2番目の規模となる。

UBSのエルモッティ最高経営責任者(CEO)は、不正操作は2005年から2010年まで6年にわたり行われたことを明らかにしたうえで「このような不適切で非倫理的行動があったことはまことに遺憾。会社の評判はどれほど多くの利益よりも大切で、誠実なビジネスにわれわれはコミットしている」と表明した。

UBSによると、米司法省と米商品先物取引委員会(CFTC)に12億ドル、英金融サービス機構(FSA)に1億6000万ポンド、スイスの金融市場監督当局(FINMA)に5900万スイスフランを支払う。

UBSは、罰金を科されることを受け、第4・四半期の純損失が膨らむとしたが、増資の必要はないと指摘。トレーダーらは、今回の罰金はUBSの株価に広く織り込まれていると述べた。

■「不正操作は公然と行われていた」

FSAは少なくとも45人が不正操作に関与したと発表した。

不正内容には、UBSのシニアマネジャーらが、低コストで資金調達ができているとの印象を与えるため、トレーダーらに対し、実態より低い水準の金利を申告するように指示していた行為も含まれている。

FSAは、米国のサブプライムローン問題で銀行財務の健全性に疑問が投げかけられた2007年8月以後、UBSが従業員に対して「これらセンシティブな市場におけるわれわれのフランチャイズを守る」ように命じていたと指摘した。

FSAは「不正操作は公然と行われ、当たり前のように考えられ、多人数による容認可能なビジネス行為とされていた」と指摘した。

エルモッティCEOは19日、従業員向けのメモで、顧客への影響があるのか、あるとすればどのくらいの影響かを結論付けるのは時期尚早だとし、その他の当局による調査についても言及できないと明らかにした。

UBSは、2011年以降、当局の調査に協力していたものの、多額の罰金を科されることになった。UBSは、いくつかの当局からは条件付きの免責を受けたと明らかにした。

エルモッティCEOは、不正操作問題の調査を受けて約40人が同行を退職したか退職勧告を受けていると語った。




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