シンガポールという国は、東南アジアにあって経済の優等生で、先進国並みの中進国だ。「アジアのハブ」「世界のショーウインドー」を自認するだけに、各種優遇税制による外国企業の誘致や、世界中の企業を集めての航空ショー、水エキスポといった展示会の開催に余念がない。
だからシンガポールには必然的に、世界中のヒトと情報が集まる。多くの日本企業がシンガポールに拠点を置いているのも、ヒトと情報のネットワークに、付加価値を見いだしているからだ。
一見すると、順調そのもののシンガポールも、ある意味で、常に崖っぷちを歩んでいると思うときがある。ちょっと押されると、よろめいて崖から転落してしまうという危機感と、為政者と企業は隣り合わせなのではないか、と感じるのだ。
どういうことかというと、シンガポールはまだ「開発独裁」の国なので、人々は政府を表だって批判したりはできない。国民の不満は覆い隠されているのだが、それも経済が良好で、豊かな生活を享受できるからこそ、表に噴出してこない。そこを為政者もよく承知しているとみえて、右肩上がりの経済成長を維持しようと必死だ。
何より、資源がまるでないこの国にとっては、アイデアと効率性こそが勝負で、物事を判断、決断し、事を進めるスピードはものすごく早い。1日から4日間にわたり開催された水エキスポに出展した、ある日本企業の関係者は「日本では5年はかかることを、シンガポールは半年で実現してしまう。このスピード感についていくのは大変です」と、話していた。
逆に、シンガポールの政府、企業関係者が口をそろえて言うことは「日本はものすごくスローで、何とかなりませんか? どうしてですか?」。これでは日本の政治も企業も、目の前のチャンスを逃してしまうに違いない。
総じて慎重といえる日本人気質に加え、日本では往々にして、決済を下からトップへ上げ、また下ろすから、時間がかかる。シンガポールの場合は、極端な言い方をすれば、政治は「上意下達」、企業はトップビジネスだ。
シンガポールだけならまだしも、「日本はものすごくスローで、何とかなりませんか? どうしてですか?」という疑問の声は、ミャンマーでもよく聞かれる。「日本企業は調査ばかりしていて、いっこうに決断をしない」と言う。
これには「ミャンマーの現状は、投資をするにしても大きなリスクを伴うので、慎重にリスクヘッジを考慮するのは当然でしょう」と反論しているのだが、それでも痛いところを突かれてしゃくに障る。
「スローな日本」は言われて久しく、「日本人が知らない日本」ではなくて、「日本人が気づいている日本」だろう。それでも依然、スローであるところがまた、日本らしいところだろうか…。しかし、大急ぎで体質を改善しないと、刻々と変化する国際社会のスピードについていけず、致命傷となりかねない。
さあ、今すぐに改善しよう。
2012/07/07
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2012/07/07
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韓国大統領 月山明博(李明博)の…天皇陛下への「不敬発言」
痛惜の念などという単語一つを言いに来るのなら、来る必要はない。
日王は韓国民に心から土下座したいのなら来い。
重罪人にするように手足を縛って頭を足で踏んで地面に擦り付けて謝らせてやる。
重罪人が土下座もしない、言葉で謝るだけならふざけた話だ。
そんな馬鹿な話は通用しない。
それなら入国は許さないぞ。
日王は韓国民に心から土下座したいのなら来い。
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それなら入国は許さないぞ。
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