地方公務員の給与水準が国家公務員を大幅に上回ったという。国が東日本大震災の復興財源確保などを目的に実施した給与削減を地方が行っていないからだ。その背景には地方公務員の給与財源まで国が面倒をみる地方交付税制度の存在がある。地方の大胆な人件費削減を交付税制度改革の突破口にしたい。
■異常な官民格差
先に財務省が公表した試算によると、国家公務員の給与水準を100として地方公務員給与を比較した今年度のラスパイレス指数は、106.9となった。高すぎるとの批判を受けて昨年度には98.9まで低下していたが、9年ぶりの逆転である。
主因は今年度から2年間限定で実施している国家公務員給与の7.8%削減を地方が実施していないことにある。国の人件費削減はまだ不十分とはいえ、一応は復興財源確保と消費税引き上げに対する国民の理解を得るため自ら身を削る姿勢を示したのだが、地方はそれを怠っているわけだ。
因みに指数の高い自治体を挙げると、トップは横浜市の112.2で、川崎市112.1、秋田県と名古屋市111.9、愛知県111.8などが続く。指数は一般行政職の比較であり、技能労務職に至っては、多くの自治体で国を2割、神奈川県や奈良県、横浜市、静岡市、北九州市では3割以上も上回っている。
これを地域の民間給与と比較してみると、清掃関係が1.5倍、用務員や電話交換手が1.8倍、守衛は1.9倍だ。地方公務員の給与は国家公務員と同様に「民間準拠」が原則なのに、異常な官民格差である。
■元凶は財源保障
なぜ、こんな高給与がまかり通るのか。ひとつには強大な労組がつくりあげた“悪平等”ともいえるいびつな給与体系と、これを容認する首長、議会のなれ合いが指摘されているが、それだけではない。原資として地方税などの独自財源に加えて国からの地方交付税が注ぎ込まれているからだ。
地方交付税は所得税や消費税、法人税など国税5税の一定割合(法定率分)を地方に配分する制度で、戦後税制を構築したシャウプ勧告が柱の一つとした「地方財政の充実」を受けて創設された。ところが、この制度には地方の財源不足を国が自動的に補填(ほてん)する「財源保障機能」が法的に付与された。
この結果、実際の交付税額は法定率分だけでは足りずに、特例加算や別枠加算などで上積みされる形が常態化した。そして、今年度予算でも16.6兆円と国の歳出の約2割を占め、社会保障費などと並ぶ三大歳出項目として財政を圧迫するに至っている、
つまり、国は赤字国債を増発してまでも巨額な交付税を配分し、それが地方公務員の高給与も支える構造になっているわけだ。以前、この欄で指摘した地方議員や行政委員の高額報酬も同様である。
巨額な基礎的財政収支の赤字を抱える国が、黒字の地方の面倒をみる矛盾に満ちた構造を是正するには、「財源保障機能」を縮小・廃止するしかあるまい。しかし、首長団体や労組の強い抵抗で改革は遅々として進んでいない。
小泉構造改革でも交付税減額で一定の成果を上げはしたが、三位一体改革では補助金と税源移譲の小規模な改革にとどまり、交付税の制度改革には踏み込めなかった。民主党政権では向こう3年間の予算の大枠「中期財政フレーム」で、基礎的財政収支対象経費の上限枠71兆円の中に交付税を含めたが、分野別削減目標がなく枠内での調整となっているため、成果は上がっていない。
■甘え排す制度に
こうした状況の中で、地方公務員給与が国家公務員を大幅に上回った事実は、交付税制度の矛盾を国民が理解する絶好の材料だろう。まずは地方公務員にも国家公務員と同様の削減率を適用することだ。それだけで人件費削減効果は1.2兆円に上る。いや、本来の「民間準拠」原則を徹底すれば、さらに2~3割は削減できる。これを突破口に、交付税制度改革の国民的議論につなげたい。
このままでは国が地方に食いつぶされる。地方の財政力格差は看過できないが、自治体間の財政調整強化や課税自主権発揮という方法もある。要はいかに地方が国への甘えと無駄を排し自立する制度を構築するか、なのである。念のため、これは極めて問題が多い最近の「消費税の地方税化、交付税廃止」論と根本的に異なることを付け加えておきたい。
2012/11/18
Posted
2012/11/18
Posted
■Sponsored Link
韓国大統領 月山明博(李明博)の…天皇陛下への「不敬発言」
痛惜の念などという単語一つを言いに来るのなら、来る必要はない。
日王は韓国民に心から土下座したいのなら来い。
重罪人にするように手足を縛って頭を足で踏んで地面に擦り付けて謝らせてやる。
重罪人が土下座もしない、言葉で謝るだけならふざけた話だ。
そんな馬鹿な話は通用しない。
それなら入国は許さないぞ。
日王は韓国民に心から土下座したいのなら来い。
重罪人にするように手足を縛って頭を足で踏んで地面に擦り付けて謝らせてやる。
重罪人が土下座もしない、言葉で謝るだけならふざけた話だ。
そんな馬鹿な話は通用しない。
それなら入国は許さないぞ。
偽左翼マスメディアの情報操作手法
手法 | 用例 | 手法 | 用例 | 手法 | 用例 | 手法 | 用例 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
連想の創出 | 愛国者に対して「軍靴の音が聞こえそうだ」などと揶揄し否定的な印象を与える… | コメント | 人々を一定の方向に誘導するために「事実とは異なる解釈」をコメントさせたり「社説」にする… | プレゼンス効果 | 現場からの中継や縮小ジオラマなどで「臨場感」を演出し「やらせ」も交えて信用されやすくする… | 分類表 | 一部の「ネット右翼」が批判しています…のように決まった単語・フレーズで事象を分類して極小化・極大化する… |
撹乱 | 「第三極も含めて政党が乱立して訳が分かりません…」などと連日「情報ノイズ」で溢れさせ興味自体を失わせる… | 癒着提案 | TBS「安倍官房長官印象操作映像事件」のように「個別の事実」を「継ぎ接ぎ」して「誤った印象」を植え付ける… | 匿名の権威 | 「信頼すべき消息筋によれば…」のように情報元を明かす必要がない事を逆手に取り記事の内容に権威を与える… | 日常会話 | お隣の「韓国」では…のように本来否定的な要素「韓国」を日常会話のように繰り返し心理的習熟効果で反応を麻痺させる… |
感情共鳴 | コンサートで開催場所の地名を大声で繰り返し叫ぶ…などのように「デモ」「集会」などで群集を理性ではなく感情レベルで反応させる… | 歴史の書き換え | 民主党の「天皇制廃止」「戸籍法廃止」「夫婦別姓」などの愛国心を低下させるための国家・民族全体に対する長期的な情報操作… | 感情整列 | この時間にご覧になっている貴方だけに限定100セットだけ…などと「一定のシチュエーション」を用意して群集の感情を「均一化」させる… | 一次効果 | 「朝日新聞の従軍慰安婦捏造問題」「iPS細胞での読売新聞大誤報」など「最初に発信された情報」は嘘でも捏造でも信用されやすいという原理… |
ブーメラン | 坂本龍一・山本太郎などの著名人を使い原発管制報道に対する「自由の闘士」を作り出し国力を削るために「愛国者」を装った抗議運動を展開する… | 心理的ショック | 日本は豊かなのだと錯覚させ更に絞り取るために「飢餓」を伝え…日本は悪い事をしたと日本人を自虐的に思い込ませるために繰り返し「戦争」を伝えます… | 半真実 | 「マニュフェストが実現出来なかったのは自民党の負の遺産のせいで民主党がダメだった訳ではない…」のように嘘の中に一面的な真実を織り込み全体を真実に見せる… | フィードバック | 「支持政党無しの無党派層は過去最高」という結果を得るために世論調査の回答項目に「民主党もダメだけど自民党もダメ」という項目を設定し全体の意見に偽装する… |
すり替え | 「傷害」を「いじめ」「窃盗」を「万引き」「殺人事件」を「交通事故」「テロリスト」を「レジスタンス」「略奪事件」を「抗議デモ」など受け入れ易い言葉に置き換える婉曲手法… | 脅威の創出 | 尖閣購入時に「中国の脅威」は民主党政権以降に尖鋭化していたにもかかわらず恰も「都知事発言以降に尖鋭化した」かの如く捏造し民主党には他に選択肢は無かったと責任転嫁… | 社会的同意 | 首相の靖国参拝に「外国」から激しい反発が起こっている…などと…特定アジアだけの意見を恰も世界全体が同意していると錯覚させる…「人権擁護法案」「外国人参政権」などもこの手法… | 側面迂回 | 民主党の原発事故対応では線量などの周辺情報は正確に報じられ枝野幸男の「直ちに健康に影響を及ぼすものではない…」の嘘の信憑性を高めメルトダウン・風向きなどの核心部分は隠蔽された… |
虚偽類似 | 「視聴率低迷は若者のテレビ離れのせい…」「CDが売れないのは違法ダウンロードのせい…」「紅白歌合戦に韓流スターが出演できないのは日本の右傾化のせい…」など都合の良い「原因と結果の因果関係」を作り出す… | 事実確認 | 原発安全神話を作り出したのも公共事業にジャブジャブ税金をつぎ込んだのも自民党です…など…「一面的な事実」を先に述べ「事実確認」させ…自民党政権に逆もどりして良いんですか?…と未来を誤認・錯覚させる… | 毒入りサンドウィッチ | 「白川総裁が自民党の経済政策を批判」「安倍総裁の経済政策発言を市場が好感し円安に振れ株価は年初来の高値」「一方でハイパーインフレを懸念する声も」…のように序文と結論の否定的報道で肯定的な報道を挟み肯定的な報道の意義を低下させる… | 砂糖入りサンドウィッチ | 毒入りサンドウィッチの逆の手法… |
0 Comments :
View Comments :: Click!!
0 Comments :
Post a Comment :: Click!!
コメントを投稿