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2012/11/04


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【中国】日本料理はなぜ中国で人気か

source : 2012.11.04 産経ニュース【日本人が知らない日本】 (クリックで引用記事開閉)
 日本政府による沖縄・尖閣諸島の国有化に反発するため、9月中旬に中国全土で吹き荒れた反日デモ。各地で日本製自動車が壊されたほか、ガラス窓を割られた日本料理店も少なくない。北京市内の日本料理店はデモ隊の襲撃を警戒して、玄関前に中国国旗を掲げ、看板に「中国人が経営している店です」との張り紙をするなど対策を取っていた。車で北京市内を移動すると、中国の国旗が次々と目に入り、日本料理店の数の多さに驚く。

インターネットの大手レストラン検索サイト「大衆点評ネット」で日本料理店を調べると、北京市内だけで1128店が登録されている。上海市はさらに多く1996店にのぼる。しかも、そのほとんどが10年以内に開業した新しい店だ。日本料理が短期間で中国を席巻したことが伺える。

日本料理はとくに若者の間で人気が高い。中国人の友人数人にその理由を尋ねたことがあった。「味がさっぱりしていておいしい」「健康的」「たくさん食べても太らない」のほか、「レストランに長い時間いられるから」「畳席だと自由に場所を移動できるから友達と交流しやすい」との意外な回答もあった。言われてみれば、確かに中華料理は熱いうちに食べないと味が落ちてしまい、丸いテーブルを囲む席も基本的に固定しているから、若者の会合に向かない。

中国人に好きな日本料理を聞くと、煮物、焼き魚、ウナギのかば焼きなどの名前がよく挙げられる。ほとんど火を通したものだ。中国人はもともと魚を生で食べないため、刺し身などに対し抵抗がある人は少なくない。しかし、刺し身を食べないが、すしなら食べるという人もいる。「すしを食べないと日本料理を食べた気かしないから」というのが理由らしい。日本料理の平均消費は地元の料理の倍以上。「すしを食べてきた」とは、中国でも友人に自慢できるネタらしい。

ちなみに、日本で人気が高い「そば」と「うどん」は、見た目に高級感がないから中国人にあまり好かれていない。日本で中華料理の代表格の「ラーメン」は中国では、「日式ラーメン」と名付けられ、日本料理として数えられている。たこ焼き、たい焼きといったおやつも日本料理として認識している人が多い。

ほとんどの日本料理店は中国人が経営しているため、見た目が日本料理でも味付けが中国風になっているものもある。巻きずしの中にバナナやメロンを入れる創作料理もあるが、これは中国人の間でも評判はあまりよくない。

また、女性の裸体に食べ物を盛りつける“女体盛り”を代表的な日本料理の一つと勘違いしている人もいる。インターネットなどの不確かな情報を見過ぎたことが原因とみられる。旅行会社勤務の友人によれば、日本への観光に出発する前に「“女体盛り”を食べられるオプションはない」と聞いて、がっかりする男性客もいたほどだ。




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